実際にWebライターになってわかった!精神疾患でも働きやすい理由

私はWebライターとして、Webサイトの記事を執筆して報酬を得ています。

執筆というと難しそうに聞こえますが、文才は必要なく、パソコンさえあればできる仕事です。

もともと気分変調症という精神疾患があり、あるとき急に働けなくなってWebライターになりました。「精神疾患があって会社員として働きにくい」と感じていた私ですが、今は体調に合わせて自分のペースで働けています。

精神疾患のある私がWebライターになった理由と、なぜ働きやすいと感じているかについてお話しします。

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気分変調症の私がWebライターになった理由

私が気分変調症と診断されたのは、約6年前でした。でも実は、それ以前からも抑うつ状態を感じていて、あまり体調がよいとはいえない状態だったと思います。

それでも、大学卒業後に会社員として9年ほど働き、昨年の夏まで勤めていました。

会社員として働けなくなったから

体調がよいとはいえないながらも、仕事をできていた私は、会社員を辞めるつもりはありませんでした。そのため、会社をときどき休むようになった2019年の冬ごろから、転職活動を始め、無事に内定をもらって昨年の4月に転職することとなりました。

定期的な通院もせず、体調が悪いときだけ心療内科に通う状態で、あそこで無理をしなければ会社員を続けていたのでは?と今は思います。

体調が悪化したのは昨年の夏でした。お盆休み後に、今までにないくらいの希死念慮を感じ、過剰服薬で心身ともにボロボロ。これは限界だと感じ、休職しました。

1か月ほど休ませてもらいましたが、体調は相変わらず。結局、退職して一人暮らししていたアパートから、実家に戻りました。

退職して、でも何かをしていないと、自分の存在意義が失われるような気がして。そうして出会ったのが、Webライターの仕事でした。

在宅で働ける仕事がWebライターしかなかったから

当時の私は、(主治医の診断では)一時的にうつになっていたようで、ベッドから起き上がれない状態が続いていました。そんな状態では、電車に乗って通勤する会社員にはなれないことは理解していました。

でも、フリーのWebライターなら出勤の必要はなく、在宅で好きな時間に働けることを知り、私でもできるのでは? そう思いました。

ライターという仕事に抵抗がなかったのは、もともと文章を書くことが好きで、同人誌で小説も発刊していたからです。それに、他に在宅で働ける仕事が思いつかなかったという理由もあります。

Webライターの知り合いが居たから

私が早い段階で、Webライターを志したのは、知り合いにWebライターがいたからです。「Webサイトの記事を書いて報酬をもらう人」と聞くとなんだか怪しく聞こえるため、もし知り合いがWebライターでなかったら、誤解したままだったかもしれません。

Webライターというのがどんな仕事なのか、どうやって仕事を探すのかをわかっていた分、スムーズに進めたように思います。

Webライターが精神疾患があっても働きやすいと感じた点

精神疾患のある私が、実際にWebライターとして活動してみて、働きやすいと感じた点についてお話しします。

睡眠導入剤など薬を飲んでいても働ける

精神疾患がある場合は、抗うつ薬や睡眠導入剤、抗不安薬などを服用している人も多いでしょう。私も抗うつ薬と睡眠導入剤が欠かせません。

しかし、精神疾患の薬は、翌日も眠気がでるなど副作用がつきもの。実際に、私は薬を飲み始めてから、朝早くに起きられなくなりました。

Webライターの仕事は、基本的に時間制ではないため、朝が弱くても問題ありません。昼から仕事を始めてもいいし、夜中にしてもいい。決まりがないので、精神疾患の薬を飲んでいても支障がでにくいのです。

体調の悪い日は自由に休める

気分変調症などの精神疾患があると、どうしても体調が悪く働けない日があります。会社員時代は、無理して出社したりシフトの都合がつけば休んだりしていました。

会社への休みの電話って、とてもストレスなのですよね。私は電話をするのが、嫌で嫌で仕方がありませんでした。

Webライターになってからは、休みは自分で好きなときにとれるので、電話で無駄に消費することもありません。本当に気持ちが楽になりました。

家から一歩も出ずに働ける

うつ状態が重く、家から(部屋から)出られなかった私にとって、在宅で働けることは非常にありがたかったです。今でこそ用事があれば外出できますが、当時は一歩も外に出られないくらいでしたから。

余計なストレスを受けずに働ける仕事って、あまりないと思います。

Webライターになって不安なポイント

Webライターになって、働きやすい面もありますが、やはり不安はあります。ライターになるまではわからなかった不安要素について、お話しします。

収入が安定しない

「とりあえず働ければいいや」と思ってWebライターになったので、当初は収入についてあまり考えていなかったというのが実際のところ。社会にかかわっていたいとの思いが強かったので、そこまで収入にはこだわっていませんでした。

実際にWebライターになってみると、収入が安定しないことに驚きました。会社に所属しているだけで給料がもらえる会社員と違い、Webライターは働かなければ収入は得られません。当たり前なのですが、思ったよりも現実は厳しかった。

体調が悪くなったら収入が減る

先述したとおり、Webライターは働かないと収入が入りません。そのため、再び体調が悪化し、完全に働けなくなったら収入が途絶えてしまいます。会社員ではないので、傷病手当などの福利厚生もありません。

精神疾患を持っていると、体調に波があるので、ありえない話ではないなと不安を感じています。

新しい仕事を見つけるときはオンライン面談が必要なことも

Webライターの仕事は在宅で完結しますが、仕事を受注するときにオンライン面談が必要なこともあります。クライアントとの打ち合わせでZoomなどを使って、オンラインミーティングをおこなうことも。

対人恐怖がある場合は、オンライン面談が重荷になるかもしれません。私も面談はとても緊張するので、不安を感じやすくなり、終わった後は疲労感で動けないくらいです。

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Webライターになって会社員のときよりも気持ちが楽に

気分変調症の私が、会社員からWebライターになって、働きやすいと感じた理由と不安要素についてお話ししました。

総合的に考えると、会社員のときよりも気持ちが楽になったように思います。時間にとらわれず、体調に合わせて仕事に取り組めるところが、特に助かっています。

私と同じように、会社員としては働きづらいと感じている方は、Webライターなど在宅で働ける仕事も検討してみるとよいかもしれません。

この記事を書いた人

もさこ
気分変調症+うつ病を発症しながら、フリーランスのライターとして活動。臨床検査技師資格やAFP/2級FP技能士の資格を活かした医療・金融記事が得意。
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