フリーランスのWebライターが、普段家でどうやって仕事をしているか? 気になりますよね。
私自身、Webライターになるまで、フリーランスの仕事のスケジュールについて、まったく想像できませんでした。これからWebライターを目指したいと考えている人や、副業から始めた人にとって、フリーランスの仕事は未知なのではないでしょうか。
そこで、現役Webライターである著者の1日のスケジュールを例に、フリーランスの働き方について説明します。
仕事場の写真や、1か月のスケジュール管理についても、ご紹介します。
Webライターのある1日のスケジュール
Webライターによっては、家事育児の合間に仕事をする人もいますし、昼間は寝て夜中に執筆をしている人もいます。自由なスケジュールを組めることが、フリーランスのライターのメリットです。
しかし、「完全に自由」と言われると、どうやってスケジュールを組めばよいか、悩むと思います。ここでは、私のとある1日のスケジュールをご紹介します。
ただし、毎日同じスケジュールではありません。体調が悪い日は休みの時間を多くしたり、納期が重なっている日は遅くまで作業したりしているので、ここで紹介するスケジュールは、1例として見てくださいね。
8:00 起床・朝食・身支度
大抵6:00くらいに1度起床するのですが、睡眠導入剤を飲んでいるため、すぐにベッドから起き上がれず、起きるのは8:00です。
フリーランスのWebライターのメリットは、毎日化粧をしなくてもよいことですね。おかげで、起きてすぐにでも仕事が始められます。
8:30 資格の勉強
8:30から、30分ほど資格の勉強です。
現在は、FP(ファイナンシャルプランナー)3級の勉強をしています。5月受験を目指しているのに、全然勉強をしていなくて、最近慌てて始めました。
テキストを読みながら、覚えにくいところは、書いて暗記しています。万年筆が好きなので、PILOTのキャップレス万年筆に、純正のブルーインクを入れて使っています。
9:00 メールの確認と返信
まずは、メールやチャットの確認から。Webライターは、レスポンスの速さが命なので、随時確認はしていますが、急ぎでないメールや企業宛てのメールは、この時間に返信しています。
私の仕事時間は、9:00~18:30です。
時間を決めなくてもよいのですが、決めておかないとダラダラと仕事をしてしまうので、この時間は仕事する!と決めておくほうが性に合っています。
ちなみに、時間までにノルマを達成したら、早めに切り上げられるルールです。そうすることで、モチベーションを上げています。
9:10 タスクを確認して業務開始
メールの確認と返信が終わったら、当日のタスクを確認します。
私は、自作のタスクシートでスケジュールを管理していて、当日や前後の予定が一目でわかるようにしています。案件数が多くなると、納期を見落としやすくなるため、タスク管理は大切です。案件の優先順位を間違えると、あとあと大変な目に遭うのは自分ですしね。
タスクを確認したら、当日執筆する案件に取り掛かります。
13:30 昼食
昼食の時間は特に決めていないのですが、12:30~13:30の間に摂ります。
私の場合は、昼食を自炊することは少なく、昨夜の残り物を食べるので15分くらいしか時間をかけません。買いに出たり、外食したりすることもないので、1週間外に出ないなんてことも。
16:30 業務終了
納期の短い案件がなければ、1日に執筆するのは2~3記事、合計6,000字~15,000字です。体調面で不安もあり、余裕をもった案件数にしています。
最近は、平均して時給2,000円前後で執筆できています。この日は、2,000字3本を、合計6時間かけて執筆しました。文字単価2円の案件だったので、日給12,000円です。
17:00 自由時間
1日のノルマが終わったら、自由時間にしています。丸1日の休みは、なかなかとれないので、仕事が終わったあとの自由時間は貴重です。
録画したドラマやバラエティ番組、映画、アニメを観たり、本を読んだり、ブログを書いたりして過ごします。
20:00 夕食・風呂・ペットの世話等
実家暮らしのため、夕食はこの時間。
たまに手伝いますが、家事はあまりしていないため、かなり楽をさせてもらっています。体調が落ち着いたら、また一人暮らしをしたいのですが、まだ目途が立っていません。
23:00 就寝
寝る時間も21:30~0:00と、決まってません。疲れているときは早めに寝ていますが、なんだかんだで日付をまたぐことも。
夜は効率が落ちるので、基本的には21:00以降の執筆はしません。
Webライター1か月のスケジュールを紹介
上記は、ある月の私のスケジュールです。月初めに1か月のスケジュールをおおまかに入力し、ずれ込むようなら都度調整しています。
Webライターの仕事は、月ごと週ごとに納期が決まっているものや、不定期に依頼がくるものまで、納期がさまざま。私の場合は、月末締切の案件が多いため、わりと自由にスケジュールを組めているほうだと思います。
スケジュールの管理方法として、私のようにスプレッドシートやExcelで管理する以外にも、手帳やノートで管理するWebライターもいます。
すべての案件を1枚のタスクシートで管理することで、納期の見逃しをなくし、一目でスケジュール調整ができるのがメリットです。オンラインミーティングや面談日も、このスケジュールで一括管理しています。
Webライターのスケジュール管理3つのポイント
フリーランスのWebライターは、会社員のように勤務時間に決まりはありません。
決まりがないため、仕事があるのに昼寝をしたり、ゲームをしたり、ついさぼりすぎてしまうことも。
ここでは、Webライターのスケジュール管理で重要な、3つのポイントについて解説します。
ポイント① 1か月分の案件と納期を書き出す
まずは、1か月分の案件と、納期を書き出すところから始めましょう。
納期は、スケジュール帳のマンスリーページを利用するのがおすすめです。ページを開いたときに、締切がいつかをすぐに視認できるようにします。
書き出すほど案件がないという人も、習慣づけのために、スケジュール管理をしておくことをおすすめします。案件数が多くなってからでは、スケジュール管理の方法を考えている余裕がないからです。早い段階で、納期をチェックする習慣をつけましょう。
ポイント② 納期の3日前までに納品するスケジュールを立てる
案件と納期を書き出したら、次に執筆スケジュールを立てます。
私は、病気になったり、システム障害が起きたりする可能性を考え、納期の3日前までに納品するスケジュールにしています。
Webライターが納期遅れをすることは、原則禁止です。納期に遅れたら、同じクライアントから次の仕事は来ないと考えましょう。納期に遅れないように、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
ポイント③ 朝のタスク確認で当日の流れを再度確認
スケジュールは、立てたら終わりではありません。実行してこそ意味があるので、朝に必ずその日のタスクを確認しましょう。
体調不良などで変更が必要だと感じたら、随時調整しますが、さぼるための変更はNGです。休みたいからと、タスクを後回しにすると、スケジュールを立てた意味がありません。
基本的には、立てたスケジュールどおりにこなすことを目標にしましょう。
フリーランスのWebライターは自己管理が必須
フリーランスのWebライターは、さぼっても誰も注意してくれないため、自己管理が必要不可欠です。
納期遅れを避けるためにも、紹介したポイントを理解して、スケジュール管理を徹底しましょう。
もちろん、スケジュールどおりに、進まないこともあると思います。思ったようにタスクがこなせないのなら、次のような原因が考えられます。
- スキル以上に案件を受けすぎている
- 休憩時間が長い
- 執筆に集中できていない
上記に当てはまる場合は、スキルに応じた案件数に減らし、気がそれる原因(スマホやTVなど)を遠ざけるようにしましょう。
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従来のスケジュール機能をさらに使いやすく改良し、ライティングデータの分析機能も付けました。詳細はこちらのnoteにて説明しています。