「副業でライターをはじめたい!」と思い立ったものの、「何から始めればいいの?」「未経験でも仕事があるの?」と不安に思っていませんか?
まだまだ副業を公言する人も少ないため、情報が掴みにくいことも関係しているかもしれません。
この記事では、現役副業Webライターである筆者の1日のスケジュール、1か月の収入例をもとに副業の働き方を解説します。副業ライターになるうえで必要な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
副業Webライターの実態を紹介
筆者は2021年に未経験から、副業でWebライターを始めました。ありがたいことに毎月仕事を頂いていますが、初めからすんなりと受注できたわけではありません。
ここからは実際に、副業Webライターとして働く筆者を例にしてライターの実態を紹介します。
ライターの種類
ライターには、以下のようにさまざまな種類があり、クライアントが運営する媒体や記事のジャンルで分類されます。
- Webライター :インターネットのサイト上に掲載されるコンテンツを作る
- ゴーストライター:運営者に代わり記事を作成する
- コピーライター :企業や商品をPRする広告のキャッチコピーの作成
- シナリオライター:ストーリーの作品の世界観を考え、シナリオを作る
- ルポライター :社会問題や事件を取り上げ、取材した事実を記事にする
Webライターの執筆ジャンルは多岐にわたり、転職・グルメ・旅行・恋愛などクライアントによって内容はさまざまです。ブログ運営者に代わって記事を書くこともあります。
ルポライターやシナリオライター、コピーライターは、知識と経験が必要となる仕事内容のため、どちらかと言うと未経験者は挑戦が難しいかもしれません。
未経験でライターに挑戦する人は、執筆ジャンルが豊富であり、今までの人生経験が活かせるWebライターから始めるとよいでしょう。
副業Webライターの1日のスケジュール
↑筆者の作業スペース
実際に副業Webライターとして働く、筆者の1日のスケジュールです。

・30代女性
・会社員
・既婚(夫と2人暮らし)
平日 | 休日 | ||
5:00 | 起床、お弁当作り、身支度 | 6:00 | 起床 |
6:00 | ★執筆 | 7:00 | 掃除、洗濯 |
8:00 | 出社 | 9:00 | ★執筆 |
17:30 | 退社 | 12:00 | 昼食 |
18:30 | 帰宅 | 13:00 | 外出(買い物など) |
19:00 | 夕食、その他家事、入浴 | 17:00 | 夕食、その他家事、入浴 |
21:00 | ★執筆 | 20:00 | 自由時間 |
23:00 | 就寝 | 22:00 | 就寝 |
家事や帰宅時間によって差はあるものの、1日3時間程は副業にあてられています。平日に副業する時間を調整し、基本は土日休みです。納期によっては土日も稼働するなど臨機応変に動ける余裕を持つことも大切です。
「本業が終わったあとに副業するのって疲れないの?」と聞かれることがありますが、正直疲れて執筆を休むことも多いです。
しかし、それ以上に「安定した副業収入を得たい」という気持ちが勝っているため、現在まで継続できています。
副業Webライターの1か月の収入
ここでは、筆者の1か月の収入目安を紹介します。単価や文字数、記事数によって差はあるものの、平均して月7万円ほどの収入があります。ちなみに、ライターをはじめて1か月目は2万円、最高金額は15万円でした。
<1か月の収入目安>
総報酬 | 案件数 | 文字単価 | 時給換算 | 総作業時間 | 総文字数 |
67,500円 | 15件 | 1.5円 | 1,088円 | 62時間 | 45,000文字 |
※文字単価:1文字の金額を指します。(例:単価1.5円の場合 3,000文字×1.5円=4,500円)
※時給換算:報酬÷作業時間で算出します。(例:1記事4,500円の案件で執筆に4時間かかった場合、時給は1,125円となる)
高いクオリティの記事が書けるようになれば、件数や単価も増えていき、さらに収入アップを目指せるでしょう。
副業でWebライターをするメリット
ここまでWebライターの実態を紹介しました。では副業でライターをするメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
①初期投資が少ない
Webライターに必要なものは、以下の2つだけです!もともと環境が整っている人であれば、初期投資「0円」で即日スタートできます。
- PC
- インターネット環境
PCはハイスペックでなくとも問題ありません。筆者の場合、最初のPCは家電量販店で一番安かった3万円台のノートPC(ASUSのノートPC E203MA-4000G2)を選びました。途中で辞めても後悔しない値段設定にしましょう。
②未経験でもすぐ始められる
Webライターになるために特別な能力は必要ありません。実際に、未経験者歓迎のライター募集も多数あります。
「レギュレーション」と呼ばれる、執筆マニュアルを用意するクライアントも多く存在します。「何から書いたらいいか分からない!」という人はレギュレーションがある案件に積極的に応募するとよいでしょう。
執筆が初めてでも、今までの人生で積み重ねてきた経験が強みになります。自分の経験を活かせる点もライターの魅力です。
③柔軟な働き方ができる
PCとネット環境さえ揃っていれば、俗にいう「ノマドワーカー」と呼ばれる場所や時間に縛られない働き方が可能です。ノマドワーカーとはWi-Fi環境があるカフェやコワーキングスペースなど、オフィス以外の場所で仕事をする人を指します。
好きな場所で時間に縛られず、自由に仕事ができることは、本当に魅力的ですよね。本業の仕事を続けながら副業をはじめたい人にとって、大きなメリットと言えます。
筆者も仕事終わりにカフェに寄って、作成記事のリサーチや読書をする時間を作って楽しみながら、仕事をしています!
ただし、自宅で副業する場合、プライベートと仕事の線引きが曖昧になりやすく、無理をしてしまうことがあります。あらかじめ副業時間を定めて、メリハリをつけるようにしましょう。
副業でWebライターをするデメリット
副業にWebライターを選ぶメリットがたくさんありますが、以下のようなデメリットも挙げられます。
①初めは報酬が低い
未経験者OKの案件は単価が0.5円以下など、報酬が低い傾向にあります。また、執筆の経験が少ない場合、記事の作成時間が長くなってしまい、1か月にこなせる案件数が限られることも報酬が低い要因です。
初めは誰でも未経験であり、「上手く書けない….…」「時間がかかりすぎる!」といった壁にぶつかります。効率よく稼ぐには、執筆速度を上げることや、経験や知識を身につける必要があるため、諦めず継続することが大切です。
②納期に追われる可能性がある
Webライターの仕事を受注すると、ほとんどの案件は納品日が決まっています。納期を守るのは基本ですが、案件を受注しすぎてしまうと、本業との両立が難しくなります。
筆者はライターを始めて2か月ほど経った頃、「とにかく案件を受注したい!」という思いで、さまざまな案件に同時に応募をしていました。たまたま、応募した案件がすべて通ったことがあり、蓋を開けてみると納期がすべて1週間以内と、同タイミングだったことがありました。
1週間以内に12記事を納品しなければならなくなり、徹夜で仕上げた苦い思い出があります。寝不足で本業でもミスが重なり、あまり怒らない上司に強い口調で指摘されるなど大変な1週間でした……。
当たり前ですが、寝ずに働くのはよくありません。体調を崩してしまうと、仕事を休む必要があり、収入が減ってしまうなど、元も子もないからです。案件に応募するときは、余裕を持ったスケジュール調整を心がけましょう!
③収入が安定しない
未経験の場合、仕事の受注自体が難しいでしょう。実績がないと、クライアントは仕事を任せられるのか判断ができないためです。まずは未経験OKの案件に積極的に応募し、実績を積み上げていきましょう。
また、収入の安定には、長期で仕事を任せてもらえる「継続案件」を増やすことが必要です。長期契約をしていても、仕事の依頼がないことも少なくありません。収入を安定させるためには、1社に絞らず複数のクライアントと契約するなど、リスクヘッジが必要です。
副業ライターの始め方
ここからは、副業でライターを始める手段を紹介します。
クラウドソーシングを活用する
未経験からライターを始める場合、クラウドソーシングの活用がおすすめです。
クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数に業務を発注する業務形態のことであり、さまざまな仕事の発注が行われています。代表的なサイトは以下2つです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
利用するには会員登録が必要ですが、月額料金はかかりません。実際に案件を受注すると、仲介手数料として報酬から5〜20%が引かれる仕組みです。
サイト運営者が仲介するため、金銭の支払いもれなど、大きなトラブルが起こるリスクが少なく初心者も安心して利用できます。まずは仕事を受注して執筆〜納品までの流れに慣れていきましょう。
SNSを活用する
twitterやInstagramなどのSNSは、多くのライターやクライアントも利用しており、効率よく情報収集ができます。中には定期的にライター募集するアカウントも存在するため、SNSの活用で仕事を受注するチャンスをつかめるでしょう。
また、同じようにライター活動をする人がたくさんいるため、1人で不安な人はコミュニティを広げるツールとしても活用できます!
副業ライターを始めるには「クラウドソーシング」の活用がおすすめ
副業ライターを始めるうえで、特別な技能は必要ありません。未経験であっても、継続すれば月2〜15万円程は稼げるようになるでしょう。
ライターを始めるか悩んでいる人は、まずは「クラウドソーシングサイト」の活用がおすすめです。登録は無料で、閲覧だけであれば手数料もかかりません。
登録すると、実際の案件募集ページが閲覧可能で、具体的な執筆ジャンルや1記事あたりの収入目安が確認できます。
未経験者を歓迎する募集や、資格保有者を求める募集など、さまざまな募集が掲載されており、ライターとして働くイメージがつかみやすくなるでしょう。