Webライターはうつや双極性障害などの精神疾患がある人におすすめ

Webライターとは、Webサイト上のコンテンツ記事を作成する執筆業の一つです。

Webライターになるために資格は不要で、フリーランスなら、在宅で好きな時間に働けます。そのため、体調に波が出やすい双極性障害や気分変調症、外出がハンデとなるパニック障害、うつ病などの精神疾患があっても働きやすい仕事です。

Webライターがうつ病や双極性障害を持った人におすすめの理由と、注意したい点について説明します。

スポンサーリンク

Webライターがうつや双極性障害などの精神疾患に向いている理由

私自身、気分変調症で体調を崩し、前職を休職後に退職してフリーのWebライターになりました。Webライターになって、病気と付き合いながら無理することなく、仕事を続けられています。

うつ病や双極性障害などの精神疾患がある人が、Webライターになるメリットについて説明します。

【メリット①】在宅で体調のよいときに働ける

精神疾患を抱えていると、体調のよい日もあれば悪い日もあり、会社員として働くことが難しいかもしれません。

私は気分変調症という病気で、常に抑うつ状態でしたが、会社員として働けてはいました。ただ、気候などによって体調が左右されるため、仕事を休まざるを得ないこともしばしば。休んだ翌日は気まずくて、余計に仕事に行きたくなかったです。

フリーランスのWebライターは、在宅勤務のため、体調の悪いときは誰に気兼ねすることなく休めます。「休ませてください」「申し訳ございません」なんて、上司に電話する必要もなし。仕事中に調子が悪くなったら、すぐに横になることもできます。

パニック障害で電車に乗れない、外出できないという人も、Webライターなら家から出ずに働けます。私も一時期、外出に大きなエネルギーが必要になり、家の外に出られない日が続いたことがあります。在宅の仕事はないか、と思い当たったのがWebライターでした。

体調のよいときに、自分のペースで進められるため、今は波があっても仕事を続けられています。

【メリット②】ベッドに横になって働ける

会社員の場合、ベッドやソファに横になって仕事をするなんてとんでもないと言われるでしょう。でも、Webライターは在宅で自由に働けることがメリットです。

体調が悪く、座ってパソコンに向かうのが辛ければ、ベッドに横になったまま執筆しても誰に怒られることもありません。実際に、私も体調が悪いときは、ベッドにノートパソコンを置いて、毛布にくるまりながら執筆するときもあります。

少し休もう、と仕事の途中で仮眠や休息を取れるのも、在宅のWebライターのメリットです。

【メリット③】人と直接話す必要がない

人と話したくない、顔を合わせてコミュニケーションしたくない。心の病気があると、人と会うこと喋ることが億劫になります。

Webライターの仕事では、テキストメッセージでのやり取りは必要ですが、対面のミーティングは必要ありません。完全に自室で仕事が完了するため、対人関係に不安がある人でも働けるのがWebライターを勧める理由です。

うつや双極性障害などの精神疾患の人がWebライターになるデメリット

うつ病や、双極性障害などの心の病気がある人にとって、Webライターは働きやすい仕事ですがデメリットもあります。仕事と体調のバランスや、少なからずオンライン会議があることです。

【デメリット①】オンライン会議をすることもある

Webライターは、クライアントから依頼を受けて記事を執筆します。クライアントからの指示は、多くがメールやテキストチャットですが、月に数回オンラインでミーティングをする場合があることを理解しておきましょう。

私の場合は、翌月に執筆する記事数やサイトの進捗状況などを、月末に15分~1時間程度クライアントとオンラインで話し合っています。

その他には、新しい仕事に応募したときに、オンライン面談をおこなうこともあります。Webライターは、在宅でできる仕事ですが、テキストのみのやり取りだけではないことに留意しましょう。

【デメリット②】仕事を取りすぎると体調不良のときに迷惑がかかる

心の病気は、一旦よくなってもストレスがかかると、再び体調を崩してしまう可能性があります。体調を崩したときに、納期を延ばしてもらう必要があるときは、クライアントに迷惑がかかってしまうかもしれません。

Webライターの仕事は、自分で仕事量を調節できることがメリットです。よくなっているからと仕事を取りすぎず、無理のない範囲で働くことで、デメリットを回避できます。

Webライターに向いている人の特徴

Webライターの仕事は、うつ病や双極性障害など心の悩みを抱えた人が働きやすい仕事です。ただし、すべての人におすすめできるわけではありません。どんな仕事にも向き不向きがあるように、Webライターにも向いている人と向いていない人がいます。

ここでは、Webライターに向いている人の特徴を解説します。

こつこつと続ける根気強さがある

Webライターの仕事は、読んでもらえる記事を書くためのリサーチや、記事の根拠となるエビデンスの提示など、執筆よりも調べることに時間がかかります。一人で調べて記事を書く仕事は、根気が必要です。

また、作業量によって報酬が決まるため、働けば働くほど収入は上がります。特に生活費をWebライターの仕事で稼ぐには、こつこつと実績を積み重ねる努力が求められます。

メールの返信がまめ

Webライターは、クライアントとの打ち合わせなどで、主にメールなどのテキストメッセージを使用します。そのため、メールのチェックや返信がまめでないと、クライアントからの信用が落ちる可能性があります。

きちんとした返事ができない状態なら、返信が遅れる旨を連絡するなどの対応が必要です。

ネットで調べものをするのが得意

先述しましたが、Webライターの仕事は執筆よりもリサーチが重要です。そのため、ネットで調べものをするのが得意な人が向いています。

例えば、次のような人は、Webライターに向いていると言えます。

  • 知らない言葉やものを調べるのが好き
  • 通販で買い物をするときは性能などをきちんと調べてから買う
  • 新しいことでも自分で調べて実行できる

うつや双極性障害の人がWebライターになるときの注意点

うつ病や双極性障害など心の悩みを抱えた人が、Webライターになるときに注意したいポイントについて説明します。

集中力が続かないときは仕事量を少なくする

うつ状態が強いと、集中力が途切れがちになります。Webライターの仕事は、休み休みできますが、何日も仕事ができないほどに集中力が落ちているときは、仕事量を少なくするなどの対応が必要です。

体調が万全でないときは、納期に余裕があるスケジュールを組むようにしましょう。私の場合は、最初は一つずつ案件を受けていました。一度にたくさん受けると、ストレスになると考えたからです。今もめいいっぱいにタスクを詰め込まず、体調の悪い日があってもよいように、余裕のあるスケジュールにしています。

できる時間に少しずつ進める

Webライターの仕事をするときは、動けるときに少しずつ進めましょう。長時間できなくても問題ありません。大切なのは、少しずつでもよいから継続していくことです。

30分仕事をして、30分休むでもかまいません。続けられている自分をしっかり褒めてあげましょう。

決して無理はしない

精神疾患で怖いのは、症状がぶり返して悪化することです。ストレスを受けると再発する場合があるので、無理をしてはいけません。体調の悪い日は1日休み、翌日に回すなどの対応をしましょう。

どうしても納期に間に合わないときは、クライアントに相談することで対処できるかもしれません。その場合はできるだけ早く、連絡を入れることが大切です。

スポンサーリンク

Webライターはうつや双極性障害などの精神疾患のある人におすすめの仕事

Webライターは、うつ病や双極性障害、パニック障害などの心の病気がある人におすすめの仕事です。完全在宅で、外出ができないときも、好きな時間に取り組めます。

仕事のペースや量も、体調に合わせて管理できるため、会社員として働きづらさを感じているときも、Webライターなどの在宅でできる仕事を検討してみるとよいでしょう。

現役Webライターに仕事について相談したいときは、当サイトで運営しているライター専用コミュニティーで質問できます。心の悩みを抱えたライターや、ライター希望者専用のコミュニティーで、匿名会員制のため安心して相談できますよ。

この記事を書いた人

もさこ
気分変調症+うつ病を発症しながら、フリーランスのライターとして活動。臨床検査技師資格やAFP/2級FP技能士の資格を活かした医療・金融記事が得意。
スポンサーリンク