在宅ライターは子育てと相性がよい仕事!現役ママライターの実態と本音・始め方を紹介

在宅ライターは子育てと相性がよい仕事!現役ママライターの実態と本音・始め方を紹介

在宅ワーク特集などで目にする機会が増えた仕事の中に、ライターがあります。

「ライターは子育て中のママでもできる!」とよく紹介されますが、実際に在宅で報酬を得やすい仕事です。さらに、ライターは子育てとの相性がよく、ママにおすすめです。

  • ママがライターをするメリット
  • 1日のスケジュール
  • 実際の収入

現役ママライターとして仕事をしている筆者の体験談を交え、子育てと在宅ライターの関係性について、紹介していきます。

どのように在宅ママライターとして活動をし始めるとよいかも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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在宅ママライターとは?なにをする仕事?

ママライター

在宅ママライターとは、子育ての合間に自宅で活動するライターです。在宅で記事執筆の仕事をしている子育て中のママを「ママライター」や、「在宅ママライター」と呼びます。

そもそもライターとは、Webサイトや雑誌などの記事を執筆する仕事です。

Webライターは、企業やほかクライアントから依頼をいただき、インターネット上に掲載する記事を執筆します。

たとえば、検索画面で「東京 おすすめランチ」と検索すると、東京周辺でおすすめのレストランやカフェを紹介した記事が表示されます。検索したときにより上位に表示される記事を執筆するのがライターです。

「子連れで楽しめる東京でおすすめのランチ」のように子育てにかかわる記事から「おすすめ圧力鍋10選」といった家事に関係する記事など、さまざまなジャンルの記事執筆の依頼があります。

在宅ライターが子育てと相性のよい理由とは?

ライターは、納期などに合わせて記事を執筆する仕事。納期を守りさえすれば、記事はいつ執筆しても構いません。

自由な時間に働けるのが、子育てと相性がよいと言われる大きな理由です。

仕事ができない日が多い月は、受ける仕事の数などを自分で調整すればOKですし、急なお休みの可能性も考えて仕事量を調節するのも可能です。

決まった時間に執筆する必要はないため、子どもが昼寝中や、夜に子どもが寝てからライターの仕事もできます。

イレギュラーな出来事があったり、ママの手がたくさん必要になる子育て期でも、子育てのペースに合わせて在宅で仕事に取り組めます。

子育てのペースに合わせつつ、無理なく自分のタイミングで仕事ができるライターは、子育てと相性のよい仕事だといえるでしょう。

子育てママライターのメリット

ママライター

子育て中のママがライターを仕事にするメリットは、時間や心に余裕が生まれることです。

どのようなメリットがあるのか、筆者の具体事例を交えて、くわしく見ていきましょう。

在宅ワークだけどパート以上に稼げている

在宅ワークは「満足いくほど稼げない」というイメージを抱いている方も、多いと思います。

筆者自身、実際にライターを始めたばかりの頃から2ヶ月程度は、時給100円ほどの期間もありました。

ライターとして1年経った現在は、平均して時給1,500円前後を推移しています。

執筆時点の2022年6月、東京の最低賃金は1,041円であり、著者が住んでいる地域の最低賃金は821円。(参考:地域別最低賃金の全国一覧

著者が住んでいる地域の最低賃金と比較しても、ライターで得られる時給は約2倍。

ママが通常のパートをするより稼げる可能性がある事実は、ライターをするメリットと言えるでしょう。

「仕事に遅刻するから急いで!(怒)」がない

在宅ライターの素晴らしいところは、自分のタイミングですべての時間を管理できるところ。

さらに基本的に自宅が仕事スペースになるため、決まった時間にどこかへ出社する必要がありません。

筆者が企業でフルタイム正社員勤務をしていたころは「朝7時16分の電車に乗ること」が、1日のなかで最大のミッション。

電車に乗るため「早くして!(怒)」と盛大に怒ってしまい、朝から電車の中で大反省会……なんて状態もザラにありました。

ライターを始めた現在も、ある程度決まったスケジュールで行動してはいます。しかし少し遅くなっても、誰にも迷惑がかからないという心の余裕があります。

予定より遅くても「まぁ、いっか」と思えるようになったのは、在宅ライターになって本当によかったと思えるメリットです。

休憩ついでにちょこっと家事ができる

仕事をしているママの大きな悩みは「家事をする時間がない」ではないでしょうか。

在宅ライターは名前どおり、基本的に家で執筆の仕事をします。そのため、ちょっとあいた時間に家事が進められるのです。

筆者は休憩のあいだに自分の好きな音楽を流しながら、ノリノリで家事を進めています。

少しの休憩ごとに「ちょこっと洗濯」「ちょこっとお皿洗い」「ちょこっと野菜を切っておく」など少しずつ家事を進めるので、まったく苦ではありません。

子供が帰ってきた段階で少しでも家事が終わっているので、気持ちや時間の余裕を感じながら生活ができています。

子どもに徹底的に寄り添える

子育て中のママが在宅ライターになる最大のメリットともいえるのが、子どもに徹底的に寄り添えることです。

現在6歳の長男は、月に1回は急性中耳炎で高熱を出す子どもでした。

企業勤めのとき「○○さん、保育園から電話」の一言が本当に恐怖だったのを思い出すと、今でも胃がキュッと痛くなります。

子どもは悪くないのに「なんで、また発熱……」と思い、当時はうまくいかないイライラと、子どもを悪く思ってしまう罪悪感で、とてもツラかったです。

ライターは締め切りのある仕事がほとんど。子どもが体調不良で休みの場合は、夜に子どもが寝てから執筆するなど、寝不足で体がつらくなるタイミングもあります。

しかし、自分が無理でない仕事数を保てば納期に追われることもありません。

気持ちの余裕をもち子どもに寄り添えるのは、在宅ママライターの大きなメリットと言えるでしょう。

保育園にも預けられる

在宅ママライターとして活動を考える方にとって、心配になるのが「保育園に預けられるのか」だと思います。

待機児童などの問題は抜きにして、保育園に預ける資格があるかないかで言えば、ライターでも子どもを保育園に預けられる場合が多いです。

筆者がライターを始めたてでほぼ仕事がない状態でも、以下の2点で保育園に通わせ始められました。

  • 自分で就労証明書を作成
  • 少しでも報酬をいただいている証明ができる書類の提出

ただし自治体によって、仕事をしている証明として提出する書類はまちまち。ほか細かな決まりが設定されている場合もあるようです。

子どもを保育園に預けたい場合には、以下の2点は必ず自治体に確認し、必要な準備をするようにしてくださいね。

  • 保育園に預けられるか?
  • 預ける場合の規定はあるか?

子育てママライターのデメリット

子育てとライターは、非常に相性がよくメリットの多い関係性です。

しかし、実際に子育てしながらの在宅ママライターとして感じたデメリットもあるので、ご紹介します。

仕事として理解されない場合もある

在宅ライターと告げると、仕事と認識してもらえないことが、少なくありません。

実際筆者は、「在宅なんですね。ちょうどうちの職場でパートの人数が足りないので、働きませんか?」と誘われたことがありました。

ほかにも「在宅なら明日遊びに行っていいですか?お茶しましょう」と言われたことも。

丁重にお断りしても「どうして?」のような反応をされてしまいます。仕事しているし嘘はついていないのに、信じてもらえていないのかも……と、悲しいような焦るような、もやもやする気持ちを感じました。

在宅を仕事として理解してもらえないことは、人付き合いや気持ち的ストレスの面で、少々デメリットになる可能性があるでしょう。

子どもが家にいると執筆がはかどらない

ライターは、集中力や落ち着いて考えるタイミングが必要になる仕事です。

家に子どもがいると「ママ〜!ママ〜〜!」と呼ばれます。筆者の場合は集中できず、仕事になりません。

「目を離せないような月齢の子どもがいる場合だと、子どもが起きているときには執筆できなかったかも」と、子どもがある程度育った今になっても思います。

  • 子どもが保育園にいく
  • 子どもが昼寝や夜寝てる間に作業する
  • 子どもを抱っこ紐で抱えながら執筆する

上記のような環境や覚悟がないと、十分な収入を得るのは厳しい可能性があります。

子どもの年齢などにもよりますが、子どもが家にいると執筆がはかどらないのは、子育てしながらライターをするデメリットになりうるでしょう。

子育てママライターの実態!スケジュールと収入公開

在宅ママライター

▲筆者の作業スペース

執筆時点で、筆者は6歳と2歳の男の子のママ。子どもはふたりとも、保育園に標準時間保育で通わせています。

そんな筆者の、子育てママライターとしての1日のスケジュールをご紹介します!

時間行動具体的にやっていること
6:30起床(自分)・とりあえず日焼け止めを塗りたくる

・歯みがき

・子どもの朝ごはんの準備

6:50子どもたちが起床・少しぼーっとしてから、朝ごはん食べ始める

(だいたいYouTubeをみています)

〜8:00子どもと自分の身支度 & 保育園の準備・光の速さで時間が過ぎる

・次男のあれヤダ!これヤダ!と格闘(笑)

8:10保育園に出発・田舎のため保育園まで車で往復40分
9:10保育園から帰宅して家事20分間、軽く家を整える時間
9:30

16:00

ライターの仕事・25分執筆 + 5分休憩で進める

・5分休憩のあいだに、お皿洗ったり洗濯物畳んだりする。

・お昼は12:00頃から30分、好きなアニメをみながら過ごす

16:10保育園にお迎え出発ドライブ中は息抜きタイム
17:00子どもたちと自宅到着ここからは怒涛の時間
〜20:00夕飯・お風呂・歯磨き完了・夕飯とお風呂の順番は気分によって変わる

・夕飯の下ごしらえを仕事の合間に進めておけた日は気持ちがラク

21:00子ども就寝なんだかんだと21:30前後になる場合もあり
22:00自分時間……と思いきや、だいたい子どもと朝まで寝てる

ライターの執筆は、平日毎日5時間ほど。土日祝日は子どもと全力で遊ぶと決めているので、ほぼライターの仕事はしません。

受けている依頼の納期によっては、22:00から執筆したり、朝6:30より早く起きて執筆する場合もあります。

子育て在宅ママライター|1か月の収入

実際に子育て中で在宅ママライターとして仕事している筆者の、とある1か月の収入を紹介します。

〈1か月の収入目安〉

報酬案件数時給換算作業時間文字数
118,800円20件1,320円90時間66,000文字

※時給換算:報酬÷作業時間で算出します。(例:1記事5,000円の案件に4時間かかった場合は1,250円)

さまざまな報酬形態で依頼を受けていますが、継続して仕事をもらえるようになってからは、一定以上の収入を得られています。

子育てママライターの本音

子育て中のママライターである筆者が感じるのは、「在宅ライターと子育ては本当に相性がよく、仕事しやすい」です。

ママが仕事をするうえで悩む以下の悩みを、すべてクリアできるのがライターだといえます。

  • 時間がない
  • 欠勤が気まずくストレス
  • パートだからお給料がなかなか上がらない

しかし自由を手に入れられるからこそ、大きな敵になるのが簡単にサボれてしまうところです。

子育て中は体力と気力を使うし、いつでも眠いし、できることなら身体を休めていたい。(と思うのは、筆者だけではないはず……。)

また、執筆した記事のクオリティが低ければ、継続して仕事をいただけないし、報酬UPも見込めません。

始めやすいけど、継続していくにはそれなりの覚悟と行動が必要だと感じているのが、現役ママライターとしての本音です。

そうとはいえ、筆者もライターという仕事の雰囲気などわからないまま始めたのが事実。そしてライターをし始めてから、子育てしやすくなったのも事実です。

ライターを始めようか悩んでいる子育て中のママには、「まずやってみてから、続けられるか判断すればいいですよ!」と、声を大にして伝えたいです!

子育てしながら在宅ライターを始めるなら「クラウドソーシング」

子育てしながら在宅ライターを始めるなら、クラウドソーシングがおすすめです。

ライターは誰かから記事執筆の仕事をいただいて、初めて報酬が発生する仕事です。記事執筆の仕事をもらえる企業や個人とつながりを持たなければ、仕事として収入を得られません。

そこで、クラウドソーシングを活用します。クラウドソーシングとは、ライターとして記事を書きたい人と、記事を書いて欲しい側の人が出会えるサービスです。

無料で登録でき、プロフィールなどの設定をおこなえば、仕事を受注できます。初期費用は不要で、収入が入った場合に5〜20%程度の手数料が引かれて手元に入金されます。

クラウドソーシングサイトに登録すれば、ライターの仕事をしてほしい人との出会いの場に、ほぼノーリスクで足を踏み入れられるのです。

ママライターへの大きな第一歩になりますよ。

ママライターには「タスク形式」の仕事がおすすめ

クラウドソーシングではいくつかお仕事の形式がありますが、まずは「タスク形式」の仕事を受注していくのがおすすめ

ライターの多くは、ライターを募集している企業に「自ら応募や交渉」をし、必要ならばテストなどを受け通過したのち、初めて正式に仕事を依頼してもらえます。

しかし、まとまった時間をとりづらい子育て中のママは、応募や交渉など時間を要する作業はハードルが高く感じるはずです。

そんな中タスク形式の仕事は、応募や交渉などはせず、要件を確認したうえで記事を書き、一方的に提出します。

実際に筆者がライターし始めの頃に受けたタスク形式の仕事は、以下のようなものがありました。

案件内容書く内容文字数報酬額
結婚指輪の話を聞かせて!・結婚指輪のブランド名

・今の結婚指輪を選んだ理由

500文字350円
どんなダイエットをしたことある?・おこなったダイエットの種類

・効果はあった?

800文字500円
子育て中に使っていた抱っこ紐のレビュー書いて!・抱っこ紐のブランド名

・レビュー

500文字300円
2歳の子どもに買ってよかったおもちゃ教えて!・おもちゃの商品名

・おもちゃのブランド名

・レビュー

200文字70円
買ってよかったおみやげを教えて!・おみやげの商品名

・どこで購入した?

・レビュー

100文字70円

クラウドソーシングのタスク形式の依頼は、スマートフォンで完結できる依頼も多いです。初めはパソコンを持っていなくてもライターとして執筆が可能となります。

パソコン選びに迷うならこちら

フリーランスや副業として人気のWebライターですが、仕事道具のパソコン選びに悩む人も多いのではないでしょうか?価格ドットコムや家電量販店のサイトを行ったり来たりしながら、Webライターの仕事に適したパソコンを選ぶのは大変です。[…]

【現役Webライターが教える】フリーランス・副業におすすめのパソコンと選び方

また、体験談やレビューといった自分の経験を活かせる依頼もあり、30文字〜500文字程度なら、数分から1時間程度で完結できる場合も多いです。

短い時間でも、執筆できそうですよね。

  • 専業主婦
  • パートしている
  • 目を離せない年齢の子どもがいる

上記のようにどのような子育てママでも、クラウドソーシングのタスク形式の案件であれば始めやすいです。

実際に筆者も子どもが保育園に行っていない時期に、タスク形式の執筆から始めました。

在宅ライターに興味がある子育て中のママは、まずクラウドソーシングの登録、そしてタスク形式の仕事に取り組んでみるのがおすすめですよ。

クラウドソーシングについて詳しくはこちら

Webライターを始めたいなら、「まずはクラウドソーシングで仕事を探すのがおすすめ」と言われます。しかし、クラウドソーシングのメリットだけでなく、デメリットを理解していないと、トラブルになる可能性があります。例えば、文字単価0.1円や[…]

在宅ライターはママにおすすめ

在宅ライターは、子育て中のママにメリットのとても多い仕事であると、身をもって感じています。

ライターはスキルや専門知識が必要ない依頼も多いうえに、とても始めやすい仕事。

筆者もなにもスキルなしで始めましたが、そんな自分が家にいて報酬を得られることに、最初は本当に感動しました。

「続けていけそうか?」
「自分に向いているか?」

上記の悩みは、実際にやってみないとわかりません。

子どもがいると特に新しいことに挑戦するのは勇気が必要だと思います。まず一歩を踏み出して、1件でもライターとして執筆依頼をこなしてみてはいかがでしょうか。

ぶち
元都内中小企業社員10年 / 現ママライター。 社員時代は接客(法人・ブライダルパーティ)、事務(財務と総務関係)、アルバイト面接などに携わりつつ、プライベートでは結婚、離婚、再婚も経験して、現在は男児2人の母。 ほぼ毎日なんらかの動物と遭遇するほどの東北の田舎に引っ越したのを機に会社員を退職。休みの日は自然巡りしつつ、平日はフリーランスライターとしての日々を送っている。趣味はアニソンを聞くこと。
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