文章力は不要!Webライターに必要なスキルを解説

文章力は不要!Webライターに必要なスキルを解説

「文章力がないからWebライターにはなれない」と諦めていませんか?

実は、Webライターに文章スキルはいりません。むしろ、小説家のような文章は敬遠されます。

Webライターに必要なスキルは、こつこつ地道に続けられる能力です。ここでは、Webライターに求められるスキルと、ライティングを勉強する方法について解説します。

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Webライターには文章を書くスキルは不要

Webライターになるには、文章力がなくても大丈夫。

文章の型があるので、それに当てはめる練習を積めば、文章を書くのが苦手でも、Webライターになれます。

ライティングに小説のような描写はいらない

まずは、下の例文を見てください。

「青々と生い茂る、うっそうとした森」

いかにも、小説などに出てきそうな表現ですが、Webライターにこのような文章は求められていません。むしろ、上記のような回りくどい言い回しは冗長(じょうちょう)表現と呼ばれ、WebライティングにおいてNGとされる文章です。

上記の例文をWebライティングらしく書くとするなら「森」、あるいは「森林」でしょうか。すっきりしすぎていると感じるかもしれませんが、Webライティングでは、読み手に意味がきちんと伝わる明確で短い文章が好まれます。

なぜなら、読み手は知りたい答えが見つからないと、すぐにページを離れてしまうからです。

Webコンテンツ(記事)は、最後まで読んでもらうことで、初めてその目的を達成します。つまり、ページの途中で離脱しないように、答えを明確に書く必要があるため、小説のような文章スキルは不要というわけです。

型を覚えれば誰でも書ける

「いやいや、小説とはいかないまでも、学生時代は作文だって苦手だったのに」という人も多いと思います。

でも、安心してください。Webライティングには型(テンプレートのようなもの)があり、大まかな流れは決まっているので、それに沿えば文章が苦手でも記事が書けます。

ざっくり言うと、導入文→本文→まとめです。

導入文:問題提起
本文:理由・反論・根拠
まとめ:結論

上記は一例ですが、Webライターはこのような型に沿って文章を書いています。決して習得が難しいスキルではなく、書いているうちに文章の型は自然と身に付いていきます

Webライターに求められるスキル

Webライターに、特別なスキルや資格は不要ですが、仕事をするうえで一般的なスキルが必要です。

文章でのコミュニケーション能力

Webライターは、在宅で一人もくもくと仕事をしているイメージかもしれません。しかし、最低限のコミュニケーションスキルは必要です。

メールやチャットで仕事の連絡をするWebライターは、文章でのコミュニケーションスキルが求められます。声のコミュニケーションよりも、文章だけでは感情が伝わりにくいため、より綿密なコミュニケーションが必要と言えるでしょう。

また、文章での連絡だけでなく、オンラインミーティングで打ち合わせをおこなうこともあります。在宅ワークとは言え、一定のコミュニケーションが求められることを理解しておきましょう。

スケジュール管理能力

Webライターは、クライアントからの依頼で記事を執筆します。ほとんどの場合で、納期が決まっており、締切までに納品しなくてはいけません。

複数のクライアントを相手にすることもあるため、スケジュールの管理スキルが必須です。なにを、誰に、いつまでに納品するのか、を管理できる必要があります。

根気よく調べる能力

Webライターは、Webサイトや本で調べたことを参考に記事を作成します。特に近年は、記事の根拠となる資料(エビデンス)が必要になるため、根気よく調べるスキルが必要です。

Webライターの仕事は、執筆ではなく調べることなのではないか、と思うほど、入念な下調べが求められます。

基本的なWebライティングのスキルをつける方法

Webライターに必要なライティングスキルは、本や実務で覚えるのが基本です。最近は、ライタースクールと呼ばれるライター養成講座もありますが、費用が高額なためおすすめできません。

ここでは、基本的なライティングスキルを身に付ける方法を解説します。

本を読む

Webライターに必要な文章スキルは、本で学べます。試しに、Amazonや楽天で「ライティング 本」と検索してみましょう。たくさんのライティング本が出てくると思います。

本で学ぶときは、まずは下記のジャンルから一冊ずつ選んで読んでみるとよいでしょう。

  • 基本的な文章の書き方
  • マーケティングの基礎
  • Webコンテンツの仕組み(SEOについて)

私のおすすめは、下記の5冊です。

  • 文章の書き方→『新しい文章力の教室』
  • マーケティング→『ドリルを売るには穴を売れ』または『沈黙のWebマーケティング』
  • SEO→『Webライティング実践講座』あるいは『沈黙のWebライティング』

特に文章を書くことに苦手意識があるなら、『新しい文章力の教室』で基本的な文章スキルを身に付けましょう

ライタースクールに入る

ライタースクールに入って、講師に教えてもらう方法もあります。一人で勉強するのが苦手な場合は、ライタースクールも検討するとよいでしょう。

ただし、注意してほしいのが、高額なライタースクールです。残念なことに、なかには悪質なライタースクールも存在しており、数十万円もの受講料が必要なスクールもあります。

基本的に、Webライターは本で独学できる仕事ですので、あまりに高額な場合は冷静に考えてみることをおすすめします。

また、ライティングの仕事を低単価で生徒に書かせ、書いた記事を添削しているスクールもあるようです。スクール卒業後の仕事斡旋と言って、1文字1円以下の低単価で何十記事も生徒に書かせることは、一般的にはありえません。そのようなライタースクールに出会っても、入会は控えたほうがよいでしょう。

実務で覚える

一般的には、Webライターは勉強しながら実務をこなして、スキルを磨きます。クライアントのWebサイトを見ながら、同じように記事を執筆していくのがおすすめです。

最初は案件を受注するのもひと苦労ですが、書いた記事にフィードバックをもらいながら、ライティングスキルが学べます。

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Webライターに必要なスキルは実践で覚える

Webライターになるためには、特別なスキルは不要です。基本的なコミュニケーション能力や、スケジュール管理能力、根気があれば誰でもWebライターになれます。

本やネットでライティングの型を覚え、実務で修正をもらいながらスキルを学ぶのが、一般的な学び方です。

まずは、Webライターの具体的な仕事を知るために、クラウドソーシング(ネット上の業務委託募集サイト)に登録するとよいでしょう。

この記事を書いた人

もさこ
気分変調症+うつ病を発症しながら、フリーランスのライターとして活動。臨床検査技師資格やAFP/2級FP技能士の資格を活かした医療・金融記事が得意。
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